電波がいいキャリアを選ぶには、人口カバー率だけでなくプラチナバンドの有無・基地局の配置・利用シーンを踏まえた判断が必要です。
本記事ではドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの公式データに加え、ポイシェルが独自に実施した12名のヒアリングと10名分のスピードテスト結果を組み合わせて、場所別に強いキャリアを徹底比較します。
自分に合う通信環境がわからない方は、まずは20秒診断で大まかな相性をチェックしてみてください。

電波って結局どこが一番いいの?広告だと「全社カバー98%」って書いてあるけど、地下に入ると圏外になるんだよね



カバー率って人口ベースの数値だから、地下や山間部の体感とはズレるのよ。本当に大事なのはプラチナバンドと基地局の配置ね。今回は4社の公式データと12名の生の声で答えを出していくわ
電波がいいキャリアランキング


結論: 場所・用途によって最強キャリアは変わります。
・山間部・地方の安定性 → ドコモ
・屋内と全体バランス → au
・都市部の速度 → ソフトバンク
・コスパと都市部最強 → 楽天モバイル
MMD研究所の通信品質調査に加え、ポイシェルが12名のユーザーにヒアリングした場所別5段階評価をもとに、4社の総合像を整理しました。
繋がりやすさ満足度(MMD研究所調査・繋がりやすかった+やや繋がりやすかった):
・ソフトバンク77.4%
・NTTドコモ76.4%
通信速度満足度:
・ソフトバンク82.4%
・ドコモ81.8%
・KDDI81.0%
・楽天モバイル64.2%
安定性満足度:
・KDDI81.0%
・ソフトバンク80.4%
・ドコモ80.0%
・楽天モバイル56.0%
全国5G人口カバー率(4社合算):98.1%(2024年3月末/総務省発表)
出典:MMD研究所「通信回線の利用実態調査」、総務省「電波政策の取組み」
| キャリア | 12名アンケート参考評価 | スピードテスト平均DL | 強い場所 | 弱い場所 |
|---|---|---|---|---|
| ドコモ(n=3) | 都市3.3 / 地方4.3 / 山間3.3 / 地下3.0 / 高層4.3 | 540.0Mbps | 山間・地方・高層ビル | 都市の混雑時(パケ詰まり) |
| au(n=5) | 都市4.0 / 地方4.0 / 山間2.4 / 地下3.6 / 高層3.6 | 244.7Mbps | 都市・地方・地下 | 山間部 |
| ソフトバンク(n=2) | 都市4.0 / 地方2.0 / 山間2.5 / 地下3.0 / 高層3.0 | 232.2Mbps | 都市部 | 地方・山間部 |
| 楽天モバイル(n=2) | 都市5.0 / 地方2.5 / 山間1.5 / 地下1.5 / 高層3.0 | 50.1Mbps | 都市部 | 地下・山間部 |
※12名のヒアリング結果は参考値です。サンプル数が少ないため、絶対値の比較ではなく傾向把握に活用してください。
ドコモ:5G人口カバー率97%で全国レベルのエリアを確保
ドコモ


山間部・地方の安定性が4社中トップ!
全国1,741市町村を5Gでカバーする安心の通信網
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 山間部・地方の安定性が4社中No.1 Sub6を2帯保有(4社中唯一) HPUE技術で電波到達距離が拡大 家族割で月額を抑えやすい | 都市部混雑時にパケ詰まりが起きる場合あり メインプランはやや高めの料金設定 |
| 運営会社 | 株式会社NTTドコモ |
|---|---|
| 5G人口カバー率 | 97%(2024年3月末) |
| プラチナバンド | 800MHz帯・900MHz帯 |
| 安定性満足度 | 80.0% |
| 主要プラン | eximo・ahamo・irumo |
| 強い場所 | 山間部・地方・高層ビル |
ドコモは山間部・地方の安定性で他社をリードしているキャリアです。
5G人口カバー率は97%(2024年3月末時点・全国1,741市町村で5G利用可)で、4社合算の98.1%に近い水準を単独で達成しています。
・全国の5G基地局を 1.2倍に拡大
・Massive MIMO搭載基地局を 3.0倍に拡大
・山手線・東海道線・渋谷・新宿・東京・横浜などの主要鉄道動線と都市中心部の5G基地局を 1.3倍に増強
・HPUE(端末送信出力増による電波到達距離拡大)技術を 2025年10月末までに全国導入完了
・3.7GHz(100MHz幅)
・4.5GHz(100MHz幅)
・山手線・東海道線・渋谷・新宿・東京・横浜などの主要鉄道動線と都市中心部の5G基地局を 1.3倍に増強
・28GHz(400MHz幅)
Sub6を2帯持つのは4社の中でもドコモのみです。
12名アンケートでも、ドコモユーザー3名のうち千葉県松戸市のAさんは「家族割が使える点はメリット」と回答し、地方・高層ビルともに4〜5評価。
東京都大田区のBさん(ahamoユーザー)も「料金もそこそこ抑えられるしギガも多くて毎月余るくらい」と評価しており、地方利用時の評価は5でした。
地方や山間部での安定接続を最優先する人にとって、ドコモは現時点で最も無難な選択肢といえます。
auの電波の強さ
au


安定性満足度4社中1位!Sub6+ミリ波対応基地局は約5.6万局で業界最多のバランス型
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 安定性満足度81.0%で4社中1位 Sub6+ミリ波基地局約5.6万局で業界最多 複数のプラチナバンドで屋内浸透性◎ povo2.0なら0円維持も可能 | 山間部の評価は他社より低め メインプランは料金が高め |
| 運営会社 | KDDI株式会社 |
|---|---|
| 5G SA | 2026年1〜3月期に90%超予定 |
| プラチナバンド | Band18・19・26・28 |
| Sub6基地局 | 約5.6万局(業界最多) |
| 主要プラン | 使い放題MAX・povo2.0・UQモバイル |
| 強い場所 | 都市部・地方・地下 |
auは都市部・地方・地下のバランス型で、安定性満足度は4社中トップのキャリアです。
MMD研究所の安定性満足度はKDDI 81.0%で1位、12名アンケートでもau利用者5名の安定性平均が4.0と最も高い結果になっています。
・5G SAのエリアを 2026年1〜3月期に人口カバー率90%超へ拡大(2025年11月6日の決算説明会で発表)
・Sub6+ミリ波対応基地局は 約5.6万局(業界最多)
・5G:n77・n78(Sub6)
・4G プラチナバンド:Band19・Band28(800MHz帯)
屋内浸透性に優れたプラチナバンドと高速通信のSub6を組み合わせた構成です。
愛知県一宮市のCさんはダウンロード788.93Mbps/アップロード480.71Mbpsを実測し「広いエリアと安定した通信品質」と回答。大阪府豊中市のDさん(au povo)も全シーン4〜5評価で「au回線で通信も安定しており、テザリングも無料」とコメントしています。
通信品質を重視しつつ、povoでコストも抑えたい人にauは合いやすいといえます。
ソフトバンクの電波の強さ
ソフトバンク


繋がりやすさ77.4%・通信速度82.4%でどちらも満足度1位!都市部で体感速度が際立つ
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 繋がりやすさ満足度77.4%で4社中1位 通信速度満足度82.4%で4社中1位 都市部の体感速度がトップクラス LINEMO・Y!mobileで月額圧縮可能 | 地方・山間部の体感に地域差あり 5G人口カバー率の公表値が2022年で停止 |
| 運営会社 | ソフトバンク株式会社 |
|---|---|
| 5G人口カバー率 | 90%突破(2022年3月末) |
| プラチナバンド | 900MHz帯 |
| 繋がりやすさ満足度 | 77.4%(1位) |
| 主要プラン | ペイトク・LINEMO・Y!mobile |
| 強い場所 | 都市部・主要鉄道沿線 |
ソフトバンクは都市部の通信速度と繋がりやすさ満足度で1位のキャリアです。
MMD研究所の繋がりやすさ満足度は77.4%で4社中トップ、通信速度満足度も82.4%で1位を記録しています。
5Gネットワークの人口カバー率は2022年3月末時点で90%を突破したと公式プレスリリースで発表されています(記事執筆時点で公式公表されている最新値)。
12名アンケートではソフトバンクユーザー2名の平均ダウンロード速度が232.2Mbpsとなりました。
東京都品川区のEさん(Y!mobileシンプル2S)はダウンロード40.4Mbps/アップロード11.2Mbpsを実測し、「東京は問題なし、富山の自宅では外に出ると少し改善されるがデータ送信ができないことが頻繁にある」と回答しています。
一方で大阪市のFさん(シンプルS)は「ワイモバイル移行で通信品質やサービスエリアが全く同じでありながら通信費を半分まで圧縮できた」とコメントし、ダウンロード424Mbpsを実測。
都市部での体感速度は強いが、地方では電波の入り方に差が出るケースが目立つ傾向にあります。
楽天モバイルの電波の強さ
楽天モバイル


2024年6月にプラチナバンド700MHz商用開始!都市部評価4社中トップでコスパも◎
| メリット | デメリット |
|---|---|
| プラチナバンド700MHz商用開始(2024年6月) Massive MIMO対応基地局が8割超 海外ローミング2GB/月が無料 都市部の利用満足度が4社中トップ | 地下・山間部の安定性は4社中最下位 地方の建物内では圏外になることも 安定性満足度56.0%は他社より低い |
| 運営会社 | 楽天モバイル株式会社 |
|---|---|
| プラチナバンド | 700MHz帯(2024年6月商用開始) |
| Massive MIMO | 対応基地局の割合が8割超 |
| 安定性満足度 | 56.0% |
| 主要プラン | Rakuten最強プラン |
| 強い場所 | 都市部 |
楽天モバイルはプラチナバンド700MHz帯の商用サービスを2024年6月27日に開始し、屋内・地下の弱点を改善中のキャリアです。
当初は2026年3月開始予定だった計画を大幅に前倒しした形で、競合記事に多く残る「楽天はプラチナバンドなし」という情報は2024年6月以降の現実とズレています。
・5G周波数帯:Sub6(3.7GHz帯)・ミリ波(28GHz帯)
・Massive MIMO対応基地局の割合:8割超(2024年8月1日時点)
・海外ローミング:対象国・地域で毎月 2GBまで無料(超過後は最大128kbps)
・Rakuten最強衛星サービス(AST SpaceMobileと協業)が 2026年第4四半期に開始予定
ただしMMD研究所の安定性満足度は56.0%で4社中最下位、12名アンケートでも楽天モバイル2名の山間部評価は1.5、地下評価は1.5と他社より低めです。
静岡県牧之原市のⅠさんは「都市部では問題なく快適に使えるが、自宅や建物の中では圏外になることもあり、通話や通信のためにわざわざ外に出る必要がある場面が実際にある」と回答。
都市部の利用が中心ならコスパが高いが、地方の建物内利用が多いとサブ回線の検討が現実的といえます。


「電波がいい」を決めるのは人口カバー率ではない?3つの真実


電波の良し悪しを決めるのは「カバー率」「プラチナバンド」「パケ詰まり対策」の3要素のバランスです。
総務省の発表によれば、全国5G人口カバー率は98.1%(2024年3月末時点)に達し、目標は2025年度末97%/2030年度末99%と設定されています。
それでも地下や混雑した駅で圏外になるのは、人口カバー率以外の要素が効いているからです。
MMD研究所の繋がりやすさ満足度では、5G人口カバー率がほぼ同水準でもソフトバンク77.4%・ドコモ76.4%と差が生まれており、利用者の体感は単純なカバー率だけでは説明できないことがわかります。
本セクションでは、「公式の数値ではほぼ同じなのに体感が違う理由」を3つの観点で分解していきます。



カバー率98%って書いてあるのに、地下に入ると一気に電波が弱くなるのは何で?



人口カバー率は「住んでいる場所」をベースに測るから、地下や建物の中の体感とは別物なのよ。実際に効くのはプラチナバンドが届くかと、基地局が混んでないかね
最強の電波「プラチナバンド」とは
プラチナバンドとは、日本における700〜900MHz前後の周波数帯のことです(KDDI公式コラム)。
波長が長く、建物の壁や山などの障害物を回り込みやすい性質があるため、屋内や地下、山間部での到達距離が伸びるのが特徴です。
各社のプラチナバンド保有状況は次のとおりです。
| キャリア | プラチナバンドの保有状況 | 商用開始時期 |
|---|---|---|
| ドコモ | 800MHz帯(Band19)・900MHz帯保有 | 既存 |
| au | 800MHz帯(Band18/Band26)・Band19・Band28保有 | 既存 |
| ソフトバンク | 900MHz帯保有 | 既存 |
| 楽天モバイル | 700MHz帯保有 | 2024年6月27日商用開始 |
楽天モバイルは長らくプラチナバンドを持たないキャリアと言われてきましたが、2024年6月27日に700MHz帯の商用サービスを開始したことで状況が変わりました。
当初の2026年3月予定から大幅に前倒しされており、屋内・地下での到達性は今後さらに改善が見込まれます。
プラチナバンドの帯域幅と整備時期の差が、屋内・地方の体感差に直結する点を押さえておくと、4社比較の見方がクリアになります。
基地局が多くても繋がらない「パケ詰まり」とは
パケ詰まりとは、基地局のキャパシティを超えてユーザーが集中したときに通信速度が極端に落ちる現象のことです。
電波の強度を示すアンテナピクトは満タンなのに、Webページが開かない・動画が止まるという状況がこれにあたります。
12名アンケートでも、大阪市のドコモユーザーHさんが「人が多い場所や地下鉄などだとたまに驚くほど繋がらなくなる」と回答しており、カバー率の高いキャリアでも混雑エリアでパケ詰まりが起きることがわかります。
・多素子アンテナで同一エリアの収容能力を高める
・ドコモ:Massive MIMO搭載基地局を 2026年3月末までに全国で3.0倍に拡大予定
・楽天モバイル:Massive MIMO対応基地局の割合が 8割超(2024年8月1日時点)
人混みに強いキャリアを選びたいなら、Massive MIMOの整備状況がチェックポイントになります
建物内や地下に強いキャリアの特徴
建物内・地下に強いキャリアの条件は、次の3点セットです。
1.プラチナバンド保有
2.Sub6の整備
3.屋内向け基地局の配置
プラチナバンド単独では速度が出にくく、Sub6だけでは壁の透過性が落ちるため、両方をバランスよく持つキャリアが屋内で安定します。
12名アンケートの地下評価
- au(n=5):3.6
- ドコモ(n=3):3.0
- ソフトバンク(n=2):3.0
- 楽天モバイル(n=2):1.5
auはBand19・Band28・Band18/26と複数のプラチナバンドを保有し、Sub6(n77・n78)と組み合わせている点が屋内浸透性の高さにつながっていると見られます。
12名アンケートより(生コメント)
「人が多い場所や地下鉄などだとたまに驚くほど繋がらなくなる」(Hさん/ドコモ/大阪市)
「自宅や建物の中では圏外になることもあり、通話や通信のためにわざわざ外に出る必要がある場面が実際にあります」(Ⅰさん/楽天モバイル/静岡県牧之原市)
「広いエリアと安定した通信品質」(Cさん/au/愛知県一宮市)
【10秒診断】あなたに合うキャリアをチェック


3つの質問に答えるだけで、自分に合うキャリアの方向性が10秒でつかめる簡易診断です。
あくまで方向性チェックなので、最終判断は本記事の場所別比較や20秒診断と組み合わせて行ってください。12名アンケートで明らかになった通り、同じキャリアでも「地下中心」「山間部中心」「高層ビル中心」で体感は大きく変わるため、自分の主要利用シーンを言語化することが最初の一歩です。
回答するときは「直近1ヶ月で最も時間を過ごした場所」を思い出しながら答えるのがコツです。
たとえば平日は都内オフィスの高層階、週末は実家のある地方都市、というライフスタイルなら「都市・高層ビル」と「地方」の両方に強いキャリアが候補になります。生活シーンが複数にまたがる人は、後半で紹介するデュアルSIMを視野に入れて読み進めてみてください。
あなたに合うキャリアをチェック
3つの質問で、生活シーンに合うキャリアを診断します
主にスマホを使う場所はどこですか?
地下鉄や建物内でスマホをよく使いますか?
キャリア選びで最も重視するポイントは?
診断結果
あなたに合うキャリアはこちら
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※本診断はあくまで方向性の目安です。最終的なキャリア選択は記事内の場所別比較・公式エリア確認と組み合わせてご判断ください。
主にスマホを使う場所は?
主に使う場所が「都市部」ならどのキャリアでも大差なし、「地方・郊外」ならドコモ/au、「山間部」ならドコモが第一候補です。
MMD研究所の調査では繋がりやすさ満足度がソフトバンク77.4%、ドコモ76.4%と僅差ですが、12名アンケートの地方評価ではドコモが4.3、auが4.0で、ソフトバンク2.0・楽天モバイル2.5を上回っています。
12名のうちドコモユーザーは関東圏(千葉県松戸市、東京都等)や大阪市と幅広く、地方評価が4〜5に集中しているのが特徴です。
一方ソフトバンク・楽天モバイルは都市部評価が高い反面、地方の体感が安定しない傾向が見られます。秋田県にかほ市のJさん(au使い放題MAX+5G)も「田舎でもそれなりに安定した電波で、ある程度の山間部でも使用可能」と回答しており、auの地方利用も悪くないとわかります。
生活圏が地方寄りの人はドコモ/au、都市部中心ならソフトバンク/楽天モバイルでもOKという整理になります。
地下鉄や建物内でスマホをよく使う?
地下鉄や建物内の利用が多い人は、auが第一候補・ドコモが次点・楽天モバイルは慎重にという結果です。
12名アンケートの地下評価はauが3.6で4社中トップ、楽天モバイルは1.5で最下位でした。安定性満足度でもKDDIが81.0%で1位、楽天モバイルが56.0%で最下位となっており、地下空間の継続接続という点でも統計データと体感が一致しています。
地下に強いキャリアの条件は前述のとおりプラチナバンド+Sub6の組み合わせです。
auは800MHz帯のプラチナバンド(Band19・Band28)に加え5GのSub6(n77・n78)を持ち、Sub6+ミリ波対応基地局が約5.6万局整備されています。
さらにMMD研究所の安定性満足度ではKDDIが81.0%で1位を獲得しており、地下のような厳しい環境下でも継続的に通信できるという統計データに裏付けられています。
会社員で平日のほとんどを地下鉄や高層ビル内で過ごすなら、auが現実的な答えになります。
地方や山間部でスマホを使うことが多い?
地方や山間部での利用が多いなら、ドコモが第一候補・auが次点・楽天モバイルとソフトバンクは要注意です。
12名アンケートの山間部評価はドコモが3.3で最高、ソフトバンク2.5、au2.4、楽天モバイル1.5の順でした。
ドコモの強さは、5G人口カバー率97%を全国1,741市町村でカバーしていることに加え、HPUE技術を2025年10月末までに全国導入完了したことで電波到達距離が広がっている点にあります。
秋田県にかほ市のJさん(au)は「山深い所まで行ってしまうとすぐに電波が弱くなる」と山間部の難しさを指摘しており、いずれのキャリアでも限界はある前提で、相対的にドコモが優位という整理になります。
アウトドア・出張・帰省で地方に足を運ぶ機会が多い人は、メイン回線をドコモにするのが安心です。


4大キャリアの電波・繋がりやすさを徹底比較【2026年版】


4大キャリアそれぞれに「強いシーン」と「弱いシーン」があり、自分の生活圏に合わせて選ぶのが正解です。
「最強のキャリアが1つだけ存在する」という考え方は実態と合いません。
- MMD研究所の繋がりやすさ満足度:ソフトバンク77.4%とドコモ76.4%が僅差
- 安定性満足度:KDDIが81.0%でトップ、楽天モバイルは56.0%で最下位
「電波がいい」でも測る軸を変えると順位が入れ替わるため、自分が重視する軸(速度/安定性/場所別の到達性)を明確にしてから比較してみてください。



「結局どこも一緒」って書いてある記事もあるけど、本当にそんなにフラットなの?



公式データを並べると差は明確に出るのよ。プラチナバンドの帯数、Sub6の整備、5G SAの進捗、衛星通信の準備状況、全部違うのよね
ドコモ:山間部・地方で圧倒的に強い電波
ドコモは山間部・地方の安定性とMassive MIMOの整備計画で先行しているキャリアです。
・5G人口カバー率:97%(全国1,741市町村)
・全国5G基地局:1.2倍
・Massive MIMO搭載基地局:3.0倍
・主要鉄道動線・都市中心部の5G基地局:1.3倍
千葉県松戸市のドコモirumoユーザーAさんはダウンロード321Mbps・アップロード19.5Mbpsを実測し、全シーン4〜5評価。
大阪市のドコモ5GギガホプレミアユーザーHさんはダウンロード759Mbps・アップロード171Mbpsという高速値を実測している一方、「人が多い場所や地下鉄などだとたまに驚くほど繋がらなくなる」とも指摘しており、都市部の混雑エリアではドコモも例外ではありません。
Sub6を2帯(3.7GHz/4.5GHz)持つのは4社中ドコモのみで、山間部や地方の自宅をホームにする人には最初の選択肢になり得るといえます。
au:安定した通信品質と屋内の強さ
auは安定性満足度1位・基地局数業界最多で、屋内とコスパのバランスが取れているキャリアです。
- Sub6+ミリ波対応基地局:約5.6万局(業界最多)
- 5G SA:2026年1〜3月期に人口カバー率90%超を目指す計画
東京千代田区のLさん(au povo+楽天最強プラン併用)はメインのpovo回線で都市部評価4・地下評価4・安定性4と回答。
一方、山間部評価は1で、山間部用にサブ回線として楽天最強プランを併用するというデュアルSIMの実例を挙げています。
都市部・地下中心の生活ならpovoでコストを抑えつつ、必要に応じてサブ回線で穴埋めする戦略が現実的です。
ソフトバンク:都市部の通信速度とビル内の強さ
ソフトバンクは繋がりやすさ満足度1位・通信速度満足度1位の都市部最強型キャリアです。
12名アンケートの都市部評価は4.0でau・楽天モバイル(5.0)に次ぐ高水準。
東京・富山の2拠点で生活するEさんは「東京は問題なし、富山の自宅では外に出ると少し改善されるがデータ送信不可が頻繁」と回答しており、都市部以外の体感は地域差が出やすい点に注意が必要です。
さらにLINEMOやY!mobileなどのサブブランドを活用すれば、ソフトバンク本回線と同等の電波品質を維持しながら月額を半分程度まで圧縮できる選択肢もあります。


楽天モバイル:プラチナバンド開始で改善した通信エリア
楽天モバイルは2024年6月27日にプラチナバンド700MHz帯の商用サービスを開始し、屋内・地下のカバー改善が進行中のキャリアです。
12名アンケートの都市部評価は5.0で4社中トップ。月額料金の安さと組み合わせて都市生活者の支持が高いキャリアです。
一方、地下1.5・山間部1.5は最下位で、Ⅰさん(静岡県牧之原市)の「自宅や建物の中では圏外になることもある」というコメントがその実態を表しています。
都市部利用が中心でコストを抑えたいか、サブ回線として併用する形が相性良しです。


【場所別】電波がいいキャリア


場所別に「強いキャリア」を見ると、地下・地方・山間部・高層ビルでそれぞれ最適解が違うことがわかります。
ここでは12名アンケート(n=2〜5の参考値)の場所別5段階評価と、各社の公式整備状況を組み合わせてマトリクス化しました。



場所によって最強キャリアが違うってこと?ややこしいなあ



そうよ、自分が「主にどこで使うか」がわかれば答えはシンプルに絞れるわ。地下メインの人と山メインの人で答えが違って当然なのよ
| 場所 | ドコモ | au | ソフトバンク | 楽天モバイル |
|---|---|---|---|---|
| 都市部 | 3.3 | 4.0 | 4.0 | 5.0 |
| 地方 | 4.3 | 4.0 | 2.0 | 2.5 |
| 山間部 | 3.3 | 2.4 | 2.5 | 1.5 |
| 地下 | 3.0 | 3.6 | 3.0 | 1.5 |
| 高層マンション・オフィスビル | 4.3 | 3.6 | 3.0 | 3.0 |
※12名のヒアリング結果(参考値)。サンプル数:ドコモ3/au5/ソフトバンク2/楽天モバイル2。絶対比較ではなく傾向把握として参照してください。
地下鉄や地下街で電波が強いキャリア
地下鉄・地下街では、複数のプラチナバンドを持つauが最も強く、続いてドコモ・ソフトバンクという順番です。
地下評価(12名アンケート)
- au:3.6
- ドコモ・ソフトバンク:3.0
- 楽天モバイル:1.5
地下空間は壁・天井で電波が遮蔽されるため、屋内浸透性に優れたプラチナバンド(700〜900MHz帯)が必須です。
auはBand19・Band28・Band18/26と複数のプラチナバンドを保有し、Sub6+ミリ波対応基地局約5.6万局で容量も確保しています。
楽天モバイルも2024年6月27日のプラチナバンド700MHz帯商用開始で改善が進んでいますが、整備が進行中の段階のため、地下中心の生活ならauをメインに、楽天モバイルは都市部メインのサブとして使うのが現実的です。
12名アンケートより(地下・人混み関連)
「人が多い場所や地下鉄などだとたまに驚くほど繋がらなくなる」(Hさん/ドコモ/大阪市)
「au回線で通信も安定しており、テザリングも無料で使える」(Dさん/au povo/大阪府豊中市)
地方・田舎で電波が強いキャリア
地方・田舎ではドコモ(評価4.3)が最も強く、次点がau(4.0)。
ソフトバンク(2.0)と楽天モバイル(2.5)は地域差が大きい結果です。
ドコモは5G人口カバー率97%を全国1,741市町村でカバーし、4G段階から地方の基地局網が厚いことが背景にあります。
ソフトバンクユーザーのEさんは「東京は問題なし、富山の自宅では外に出ると少し改善されるがデータ送信不可が頻繁」と回答しており、地方拠点が遠隔地ほどキャリア間の差が顕在化します。
秋田県にかほ市のJさん(au)の「田舎でもそれなりに安定した電波」というコメントとも整合しており、ドコモ・auは地方でも実用に足るキャリアとして共通認識ができ上がっています。
地方移住・帰省・出張で地方滞在が長い人ほど、ドコモのメイン契約が安心材料になります。
山間部やアウトドアで電波が強いキャリア
山間部・アウトドアではドコモが第一候補、auが次点。ソフトバンク・楽天モバイルは想定内利用にとどめる判断が安全です。
山間部評価(12名アンケート)
- ドコモ:3.3
- ソフトバンク:2.5
- au:2.4
- 楽天モバイル:1.5
ドコモはHPUE技術を2025年10月末までに全国導入完了し、端末送信出力が増えることで電波到達距離が拡大しています。山間部は基地局密度が低く、端末側の出力増は実用的な改善ポイントです。
秋田県にかほ市のJさん(au)は「山深い所まで行ってしまうとすぐに電波が弱くなる」とコメントしており、どのキャリアでも峠や深い山中では限界がある前提を持っておくと現実的です。
楽天モバイルは「Rakuten最強衛星サービス」を2026年第4四半期に開始予定と公式に予告しており、衛星ベースのバックアップが整えば山間部の弱点も中長期的には改善が見込まれます。
都市と山を行き来する → 「ドコモ+楽天モバイル」のデュアルSIMも選択肢に
登山・キャンプ・釣りなどアウトドア中心 → ドコモ
高層マンションやオフィスビルで電波が強いキャリア
高層マンション・オフィスビルではドコモ(評価4.3)とau(3.6)が安定し、ソフトバンクと楽天モバイル(ともに3.0)はビル位置による差が出やすい結果です。
高層階はSub6帯の到達性と屋内向け基地局の整備状況がポイントになります。
- ドコモ:Sub6を2帯(3.7GHz/4.5GHz)保有、主要都市中心部の5G基地局を1.3倍に増強計画
- au:Sub6+ミリ波対応基地局約5.6万局で容量を確保
MMD研究所の安定性満足度ではKDDI 81.0%・ソフトバンク80.4%・ドコモ80.0%と僅差で並んでおり、高層階ではどのキャリアを選んでも一定の品質は担保されます。
ただし最終的には自宅・職場ビルでの実機チェックが確実です。通勤先がタワーオフィス・自宅がタワマンという人はドコモまたはauをメインに据えるのが堅実です。
電波が悪いときのチェックリスト


電波が悪いと感じたら、再起動・5Gオフ・電波測定アプリの3ステップで原因を切り分けるのが基本です。
・スマホの再起動:6名
・Wi-Fi併用:8名
・機内モードON/OFF:5名
・5G通信をオフ:1名
・特に何もしていない:1名
電波が悪いときに重要なのは「物理的に弱い」のか「混雑によるパケ詰まり」なのかを切り分けることで、対処法もそれによって変わります。



電波が悪いときってまず何をすればいい?再起動するのめんどくさいんだよね



機内モードを30秒ONにしてOFFに戻すだけでも、電波の再接続が走るから効果あるのよ。それでもダメなら順番にチェックしていきましょう
スマホを再起動する
再起動は通信モジュールのリセット効果があり、12名中6名が実践している基本対処です。
長時間電源を入れっぱなしのスマホは、メモリ常駐プロセスが通信を圧迫していたり、基地局の切り替えで詰まっていたりします。特に1週間以上電源を切っていない端末ほど効果が出やすい傾向にあります。
・iPhone:「電源ボタン+音量ボタン長押し → 電源オフ → 再度電源オン」
・Android:「電源ボタン長押し → 再起動」
15〜30秒程度で完了します。まずは再起動、次に機内モードON/OFFという軽い操作から試すのが効率的です。
5G通信をオフにする
5Gと4Gの切り替え(ハンドオーバー)失敗による通信断を回避できます。
5Gエリアの境界部や地下で「5G→4G→5G」を頻繁に行き来すると通信が安定しないケースがあるためです。
・iPhone:「設定 → モバイル通信 → 通信のオプション → 音声通話とデータ → 4G/LTE」
・Android:「設定 → ネットワークとインターネット → モバイルネットワーク → 優先ネットワークの種類 → LTE」
一時的な切り替えなので、自宅Wi-Fi圏内に戻ったあとは元の自動切り替えに戻すのが基本です。
電波測定アプリで電波状況を確認する
電波測定アプリで信号強度(dBm)を確認すれば、「物理的に弱い」のか「混雑によるパケ詰まり」なのかを切り分けられます。
・−80dBm前後:良好
・−100dBmを下回る:弱め
・−110dBm以下:圏外に近い
電波が物理的に弱い場合は窓際や屋外への移動が即効薬、信号強度は十分なのに繋がらない場合はパケ詰まりが疑われます。
代表的な無料アプリは「Speedtest by Ookla」「みんそく」など、ストアで簡単に入手可能です。
キャリアを変えずに電波を改善する方法


キャリアを変えずに電波を改善するなら、Wi-Fi併用・通信設定見直し・スマホ位置の最適化の3点が即効性が高いです。
乗り換えにはMNP予約番号取得・SIM入れ替え・APN再設定など手間がかかるため、まずはコストのかからない設定の見直しから着手するのが合理的な順番です。



乗り換えるのは大変だから、まずは今の契約で改善したいんだよね



そうね、Wi-Fi併用と機内モードのON/OFFで改善する人が一番多いのよ。設定の棚卸しとケースの見直しも侮れないわ
Wi-Fiを併用する
自宅・オフィスではWi-Fiを優先接続にすることで、モバイル回線の弱さを補いつつ通信費の節約にもなります。
12名アンケートで対処法として最も多かったのが「Wi-Fi併用:8名」です。
・2.4GHz帯:壁を貫通しやすく到達距離が長い。家中どこでも繋ぎたい用途向け
・5GHz帯:速度が速いが障害物に弱い。動画視聴やオンライン会議など速度重視の用途向け
自宅Wi-Fiは「速度(光回線推奨)」と「ルーター設置位置(家の中央)」の2点を見直すと体感が変わることが多いです。
通信設定を見直す
通信設定で効くのは、次の3点です。
・APN設定の確認:格安SIMやMVNOで電波が弱い場合、APN設定が正しくないケースがあります。各キャリア公式のAPN設定値を再入力するだけで体感が改善することも。
・VoLTEをON:4G上で通話と通信を同時に行えるため、地下・屋内での通話品質の向上が期待できます。
・優先ネットワークの変更:5Gの境界エリアでは一時的に4G固定にすると安定する場合があります。
設定の棚卸しは半年に1度程度のペースで十分で、ソフトウェアアップデート直後やSIM交換時には特に再確認しておくと安心です。
スマホのケースや位置を変える
スマホのケース素材や持ち方が電波感度に影響することがあります。特に金属系ケース・ボディ密着型ケースは要注意です。
スマホのアンテナは本体の縁や上部に内蔵されていることが多く、金属で覆うと電波感度が落ちる場合があります。
・窓際や少し高い位置に置く
・ケースを樹脂系に変える
・アンテナ部位に手がかからない持ち方にする
Eさん(東京+富山)は「歩いて1分以内移動で改善」とコメントしており、数歩動くだけで電波が改善するケースは現場で意外と多いです。
スマートリングや手帳型ケースで本体上部を覆っている場合は、一度ケースを外した状態で電波の入り方を比較してみると違いが分かりやすいです。
最終手段:デュアルSIM(サブ回線)で通信を安定させる


メイン回線の電波改善が頭打ちなら、デュアルSIM(サブ回線)を併用することで通信を二重化し、片方が弱くても切り替えられる体制にするのが最終手段です。
サブ回線というと「2回線契約=月額2倍」というイメージで敬遠されがちですが、povo2.0は基本料0円で維持できるため、追加コスト0円から始められます。
さらに最近のスマホ(iPhone XS以降・主要Android)はeSIM対応で、SIMカードを物理的に交換せずにオンラインだけで2回線を切り替えできます。



2回線契約って料金が二倍になりそうで不安なんだけど



povo2.0は基本料0円で維持できるから、メイン契約に0円で災害用・緊急用のサブ回線を持てるのよ。安心だけ手に入れたいなら追加コストなしの選択肢もあるわ
サブ回線を使うメリット
サブ回線の最大のメリットは「片方が圏外でも、もう片方で繋がる」という冗長化と、用途別の使い分けができる点です。具体的には次の3つが代表的です。
- 災害時・通信障害時のバックアップ:メイン回線が障害になっても、別キャリアのサブ回線で通信継続
- 場所別の弱点補強:都市部はメイン、地方・山間部はサブと使い分け
- ギガ消費の最適化:データ専用にサブ回線を使い、メインの音声・SMSと役割分離
東京千代田区のLさんは「au povo(メイン)+楽天最強プラン(サブ)」の構成で、山間部訪問時に楽天モバイルを使い分けていると回答しています。
おすすめのサブ回線(povo・楽天モバイルなど)
サブ回線の代表的な選択肢は「povo2.0(基本料0円)」「楽天モバイル(3GBまで月1,078円)」「ahamo(30GB月2,970円)」の3つです。基本料0円から始められるpovo2.0は、コストを抑えてサブ回線を持ちたい層に特に向いています。
| サブ回線候補 | 月額料金(税込) | 特徴 | 組み合わせ例 |
|---|---|---|---|
| povo2.0 | 基本料0円(必要時にトッピング購入) | KDDI系・トッピング型 | 災害用バックアップ/メインがドコモ・SBの人の補強 |
| 楽天モバイル(最強プラン) | 3GB以下1,078円 | プラチナバンド700MHz・海外ローミング2GB無料 | 都市部メイン・海外渡航時のサブ |
| ahamo | 30GB 2,970円 | ドコモ品質・大容量・データ重視 | 地方・山間部での安定回線 |
【前提条件】
メイン回線:au使い放題MAX 月額7,238円(税込)を継続。サブ回線をpovo2.0または楽天最強プラン(3GB以下)に追加した場合の追加コストのみを計算。すべて2026年5月時点の各社公式表示価格に基づく。
【計算過程】
パターンA(メインau+povo2.0トッピングなし):0円 × 12ヶ月 = 0円
パターンB(メインau+楽天最強プラン3GB以下):1,078円 × 12ヶ月 = 12,936円
パターンC(povo2.0「データ追加3GB/30日間990円」を月1回購入):990円 × 12ヶ月 = 11,880円
【結論数値】
追加コスト:パターンA 0円/年、パターンB 12,936円/年、パターンC 11,880円/年
【注釈・免責】
本試算は各社公式の月額表示価格に基づく単純計算です。キャンペーン・割引・通話料・端末代は含みません。実際の支払い額は契約条件・利用状況により異なります。料金は2026年5月時点。改定された場合は数値が変動します。
結論:povo2.0を非常用サブとして持つだけなら年間0円、楽天最強プラン(3GB以下)を併用しても年間12,936円で通信の冗長化が手に入る
料金プラン変更の注意:各社の料金プランは予告なく改定される可能性があります。契約前に必ず公式サイトで最新の料金・条件を確認してください。キャンペーン・割引適用条件・通話料・端末代は別途加算される場合があります。
電波がいいキャリアに関するよくある質問


電波・繋がりやすさに関して、12名アンケートと検索ニーズから出てきた疑問をFAQ形式でまとめました。気になる項目だけピンポイントで読めば、判断材料が一気に揃います。
電波がいいキャリアの選び方は?
「主に使う場所」「地下利用の頻度」「地方・山間部利用の頻度」の3軸で考えるのがおすすめです。地方・山間部中心ならドコモ、地下・都市部中心ならau、都市部の速度重視ならソフトバンク、コスパ重視で都市部中心なら楽天モバイルが第一候補になります。
5G人口カバー率98.1%なら、どこでも繋がるってこと?
いいえ。人口カバー率は人が住んでいる場所をベースに測る数値で、地下・建物内・山間部での体感とは別物です。実際の繋がりやすさはプラチナバンドの保有状況・基地局の配置・パケ詰まり対策のほうが影響します。
プラチナバンドって何?
日本における700〜900MHz前後の周波数帯を指します。電波の波長が長く、建物の壁や山などの障害物を回り込みやすいため、屋内・地下・山間部に強いという特徴があります。楽天モバイルは2024年6月27日に700MHz帯のプラチナバンド商用サービスを開始しました。
楽天モバイルは本当にプラチナバンドがあるの?
はい。2024年6月27日に700MHz帯の商用サービスを開始したと公式プレスリリースで発表されています。当初の2026年3月予定から大幅に前倒しされており、「楽天モバイルにプラチナバンドがない」という古い情報は現状とズレています。
パケ詰まりとは?
基地局のキャパシティを超えてユーザーが集中したときに通信速度が極端に落ちる現象です。アンテナピクトは満タンなのに動画やWebページが開かない場合、パケ詰まりが疑われます。Massive MIMOなど多素子アンテナでの容量拡大が主な対策です。
地下鉄で電波が強いキャリアは?
12名アンケートではauが評価3.6でトップでした。auは800MHz帯のプラチナバンド(Band19・Band28)を複数保有し、Sub6+ミリ波対応基地局が約5.6万局あります。次点がドコモ・ソフトバンク(ともに3.0)、楽天モバイルが1.5でした。
山間部で電波が強いキャリアは?
12名アンケートではドコモが評価3.3でトップでした。5G人口カバー率97%を全国1,741市町村でカバーし、HPUE技術を2025年10月末までに全国導入完了することで電波到達距離も改善しています。次点はソフトバンク2.5、au2.4、楽天モバイル1.5でした。
楽天モバイルだけで日常生活は問題ない?
都市部中心なら問題なく快適に使えますが、地下や山間部、地方の建物内では弱さが残ります。12名アンケートでも都市部評価5.0・地下評価1.5と差が大きく、生活圏が地下・山間部寄りなら他社をメインにするか、デュアルSIMでの併用が安全です。
デュアルSIMはコストが高い?
povo2.0なら基本料0円で維持できるため、追加コスト0円でサブ回線を持つことが可能です。楽天最強プランを3GB以下で併用しても年間12,936円(月1,078円×12)の追加で済みます。月数回の出張・帰省で困っている人なら、コスパは十分高い手段です。
キャリアを変えずに電波を改善する一番効く方法は?
12名アンケートでは「Wi-Fi併用」が8名で最多でした。次点が「再起動」6名、「機内モードON/OFF」5名です。即効性なら機内モードON/OFF、自宅・職場で恒常的に効くのはWi-Fi併用、混雑エリアならWi-Fi併用+時間帯ずらしが基本セットです。
キャリアの障害情報はどこで確認できる?
各社の公式サイト(ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイル)の障害情報ページや公式X(Twitter)アカウントで確認できます。X等のSNSでリアルタイムに「繋がらない」報告が増えていれば、キャリア側の障害が疑われます。
iPhoneとAndroidで電波の入り方は違う?
端末ごとのアンテナ設計や対応バンドの差で多少の違いは出ます。ただ、対応するキャリアのバンド構成(プラチナバンド・Sub6)に違いがなければ、体感に大差はありません。バンド非対応の海外端末を使う場合は、電波が弱く感じる原因になり得ます。
おすすめな人・向いていない人


4キャリアそれぞれに向いている人・向いていない人がはっきり分かれており、生活圏と利用シーンで答えが変わります。ここで自分の属性に近いパターンをチェックしてみてください。
| キャリア | おすすめな人 | 向いていない人 |
|---|---|---|
| ドコモ | 地方・山間部の自宅利用が多い/高層マンションやオフィスビル中心/家族割を活用したい | コスパ重視で都市部のみ利用/月のデータ容量が極小 |
| au | 都市部・地下中心の通勤生活/安定性最優先/povoでコストを抑えたい | 山間部メインの生活 |
| ソフトバンク | 都市部の速度重視/繋がりやすさ満足度を重視 | 地方・山間部での長時間利用 |
| 楽天モバイル | 都市部中心でコスパ最優先/海外渡航が多い/サブ回線として活用 | 地下・山間部・地方の建物内で長時間利用するメイン回線 |
| povo2.0(KDDI系MVNO) | サブ回線を0円で持ちたい/必要時だけトッピングしたい | 月の利用が常に大量で都度トッピングが面倒 |
| ahamo(ドコモ系) | 30GB帯のデータをドコモ品質で使いたい/地方・山間部のサブ回線 | 5GB以下の小容量で済む人 |


まとめ:電波重視ならこのキャリアがおすすめ


電波重視のキャリア選びの結論は、「生活圏で第一候補は変わるが、デュアルSIMの併用で多くの不満は解決できる」です。本記事の主要ポイントをここで整理します。
- 地方・山間部中心→ドコモ:5G人口カバー率97%(2024年3月末)/HPUE全国導入2025年10月末完了
- 都市・地下中心→au:Sub6+ミリ波対応基地局約5.6万局(業界最多)/安定性満足度81.0%で1位
- 都市部の速度重視→ソフトバンク:繋がりやすさ満足度77.4%で1位/速度満足度82.4%で1位
- コスパ+都市中心→楽天モバイル:プラチナバンド700MHz商用開始2024年6月27日/海外2GB無料
- 最終手段はデュアルSIM:povo2.0は基本料0円、楽天最強プラン3GB以下なら年間追加12,936円



「ここしかない」って1社じゃなくて、生活シーンで使い分けるのが正解なんだね



そうよ。1社で全シーン100点を狙うより、メイン+サブで弱点を埋めるほうが現実的なのよ。コストも年間1万円台から始められるしね
まずは20秒診断で自分に合う経済圏を確認したうえで、対応するキャリアを選ぶと迷いが少ないわ
ポイシェル独自アンケート(n=12)は参考値です。サンプル数が少ないため、絶対値の比較ではなく傾向把握に活用してください。名前は個人情報を含むため匿名にしております。
キャリア各社の数値・条件は2026年5月時点の公式情報に基づきます。今後変更される可能性があります。
MMD研究所の通信回線利用実態調査、総務省「電波政策の取組み」、各社公式サイトを一次情報として参照しています。
ソフトバンクの5G人口カバー率は2022年3月末時点で90%突破(公式公表値の最新)と時点を明記しています。


